小説☆カレル編---星のペン

  『 息子 カレル へ 』

無残にも真っ二つに引き裂かれたその文字が、クレアの目に焼きついてはなれなかった。





  「可愛い…!」

クレアは小さな歓声を上げて、店に並ぶペンを思わず手に取った。白地に天の川のように細かいラメが入っていて、その白いキャップの先には、小さな星のオブジェがキラリと光っていた。他にもハートのものや、クローバーの物がある。パステル調の優しい色合いが何とも可愛らしい。人のよさそうな店主が話しかけてきた。

  「最近ペターニから入ってきたもんでね。あっちじゃ女の子に大人気なんだってさ。でも、ちょっと値が張るから、 アーリグリフ こっち じゃ全然売れないけどね。」

ペターニの方が安い値が付いているのだろうが、それでもクレアにとっては大した値段ではない。自分用に買おうかしら、そう思ったところで、当初の目的を思い出し、店の中を見渡した。

  「あった…!」

クレアはそのペンを手に取った。あちこちの店を訪ねて、やっと見つけたそれは、カレルが自らの手で折ってしまったものとよく似ていた。

  「それでいいかね?」

店主が聞いた。クレアが頷いて、

  「ええ、おいくら…」

と言いかけたとき、

  『テメェがやってることはな、単なる自己満足…』

以前、アルベル言われたセリフが、稲妻のように脳裏によみがえった。クレアはペンを店主に差し出そうとしたまま固まった。 クレアはペンに目を落とした。記憶の中のペンと比べてみる。

これはどう見たってあのペンよりも質がいい。 これをあのペンの代わりに、と渡すのは厭味になるのではないか。 変に似ている事で、彼の気持ちを余計に傷つけるのではないだろうか。 そもそも自分は一体何をやっているのだろう。 こんな物を贈ったからといって、あのペンが元通りになるわけではない。

  (こうして少しでも償いたいと思うのは、彼を追い詰めてしまったという罪悪感から逃れたいから…?)

  「どうしたね?」

急に深刻な顔で黙り込んでしまったクレアに、店主が心配そうに声を掛けた。クレアははっと気を取り直し、

  「やっぱり、こちらにします。」

と、急いで星のペンを差し出した。





  (どうしよう…。)

早朝の会議室で一人、クレアはペンを握り締めて迷っていた。はずみで買ってしまったこのペン。しかし、後から冷静になって考えてみたら、渡すならいっそこれくらい掛け離れた物の方がいいのではないかと思い至った。男性が使うには少々可愛すぎるかもしれないが、その方がジョークとして軽い気持ちで受け取ってもらえるかもしれない。何より自分が一番気に入った物だ。

  (『自分が』…?やっぱりこれは自己満足なの?)

気を遣わせないようにと考えているつもりで、やはり自分の気持ちを優先させているのではないか。

  ココンッ

歌うような軽快なノックがした。入ってきたのは、やはりカレルだった。

  「お早うざいまーす。」

カレルは歯の根の合わぬ口で挨拶するなり、まっすぐに暖炉の前にしゃがみこんだ。震える手をかざして暖める。この雪の中をカルサアから飛竜で飛んで来たのだ。凍えて当然だ。

  「お早うございます。寒かったでしょう?」

  「ああ。こっちは寒さが全然違う。冷気が突き刺さるっつーか。冷たいを通り過ぎて痛い。」

渡すなら今だ。クレアはテーブルの下でペンを握り締めた。だが、その時、コツコツとしっかりとしたノックの音がしてハロルドが入ってきた。ハロルドはクレアににこやかに挨拶をしながら入ってきたが、その向こうにカレルの姿を認めると、ちらと嫌な顔をした。

  「お早うございます。」

カレルが一応の挨拶をすると、ハロルドが眉を顰めた。

  「しゃがんだままとは失礼な。挨拶の仕方を知らんらしいな。」

嫌々ながらの挨拶だったのにそう言われて、カレルはカチーンときたが、それは隠して、

  「失礼しました。お早うございます。」

立ち上がって敬礼し、改めて挨拶をした。思わぬ対応に、ハロルドは面くらったが、それに挨拶を返してやる気持ちには到底なれず、

  「…フン。」

と席につこうとしたとき、カレルがすかさず言った。

  「あれ?お返事は?挨拶の基本でしょう?」

ニッと笑う。ハロルドは忌々しげにカレルを睨みながらも、

  「お早うございます。」

と形式的な挨拶を返した。互いに意地を張っているのがみえみえだ。ここまでは引き分け。しかし、ここからがカレルの攻撃の始まりだった。

  「ガキだなーって呆れるだろ?」

カレルはマントを脱いで椅子に掛けながらワザとクレアに振った。これは勿論、クレアに好意を寄せているハロルドへのあてつけだ。クレアはそれに対してウンとは言えず、言葉を濁した。

  「え?…いえ、そんな…。」

  「正直に言ってみ?」

カレルが耳を寄せてきた。クレアは更に困った。

  「え、えっと…」

ハロルドはぎりっとカレルをにらみつけた。

  「シーハーツ女王の片腕たるお方に対して、その失礼千万な口の利き方はなんだ!!」

だが、カレルは平然とした態度でクレアにまた聞いた。

  「あんたはどっちがいい?堅苦しくされるのと、親しげにされるの?」

  「そ、それは…その…。」

  「やはり敬語を使った方がいいでしょうか?」

カレルが敬語でそういうと、それにはクレアは急いで首を横に振った。

  「とんでもない!普通に接して下さった方が私の方も気が楽です!」

  「ほら?彼女、こう言ってますよ?」

  「それは、クレア殿のご好意であって、それに付け上がるべきものではないだろう!」

  「なあ、ガミガミいう男って、好き?」

  「はあ…。」

曖昧な返答をしつつ、

  (この人たち、何とかして欲しい。)

というのが正直なところだった。この二人はつくづく相性が悪いらしい。そんな調子で、結局ペンを渡すタイミングを計ることすらできず、アランが時間通りにやってきて会議が始まった。



  (会議が終ってから渡そう…)

クレアはそう思っていたのだが、カレルはいつものように会議終了と同時に席を立ち、呼び止めるまもなくあっという間に姿を消した。追いかけようかと思ったが、ハロルドに話しかけられて、結局そのタイミングも逃してしまった。



クレアは自分の部屋に戻りながら、ハロルドの事を考えた。彼はまさに風雷の典型ともいえる人だ。話しかけるのを躊躇ってしまうような厳しい空気を持っているが、実際に話をしてみると、とても真面目で温かい人間だというのがわかる。こちらを和ませようと、無理して精一杯の冗談を言ったりしてくれる。その不器用さが微笑ましい。それなのに、どうしてカレルとはあんなにも衝突してしまうのだろう?カレルもまた優しい、良い人なのに。

 『俺は二度とこういうことを繰り返したくない。』

自らの手で折った大切なペンを前にして、彼が言った言葉。それを思い出した途端、クレアの胸がずきりと痛んだ。クレアは持っていた星のペンをじっと見下ろした。

  (これは渡さない方がいいという、アペリスの思し召しなのかも…。)

と諦めていた時、廊下の向こうから歩いてくるカレルの姿を見つけた。カレルもこちらに気付いた。

  「まだこちらにいらしたんですね。」

  「もう帰るとこだけどな。」

要人としては身軽すぎる格好。その姿を見て、誰が彼を漆黒の幹部と思うだろうか。以前、遺跡で共に戦った時には、細身の剣携えていたが、今、身に着けているは短刀一本のみ。クレアたちを背に庇いながら、素早い動きで確実に敵の急所に切り込んだあの時の姿とはまるで別物だ。

  「何か御用でも?」

  「ちょっと俺らの分のドレスの出来具合を見に行ってたんだ。えらく上等なのが出来てて驚いた。」

  「仮縫いの時には、また皆さんに来て頂くことになりますが、その時は宜しくお願い致します。」

  「仮縫いなんて、そんなの必要ねぇよ。ホント適当でいいんだから。」

  「ダメです。それでは皆が納得しません。」

  「そうか?」

  「皆、すごく真剣なんです。とても楽しいみたい。」

  「…ならいいけど。」

渡すなら今しかない。クレアはペンを差し出した。

  「あの…これ…。」

  「ん?何?」

  「その…使って頂ければと思って。」

すると、カレルはそれだけで全てを察した。途端に申し訳なさそうな表情になり、少し俯いた。さらさらとした髪がカレルの顔を覆い隠してしまった為に、彼の瞳に深い悲しみの翳がさしたのをクレアは気づかなかった。

  「ごめん…」

  「え?」

彼が呟いた言葉がよく聞き取れなくて、クレアは聞き返したが、再び顔を上げたときには、カレルの表情はいつもの明るいものになっていた。

  「言うの忘れてたけど、あのペン、今修理してもらってるとこだから。」

  「直りそうですか?」

クレアが心配そうに聞くと、カレルはニッと笑って頷いた。

  「ああ、大丈夫。以前よりバージョンアップして復活しそうだ。」

  「そうですか!良かったです…!」

クレアは心からホッとした。カレルはすっと目を伏せた。

  「ごめん。気ぃ遣わせちまったな。」

クレアは急いで首を横に振った。

  「いいえ、そんな!ただの自己満足だというのはわかっていたんです。ですが、一本使えなくなったのは不自由だろうと思って。勿論こんなものが、あの大切なペンの代りになるとは―――」

あなたが謝る事ではないと一生懸命言い募っていると、カレルがちょいと身をかがめて両手を差し出してきた。主人から何かを賜る時のポーズだ。クレアを見上げてイタズラっぽく笑う。

  「それ。」

  「え?」

  「くれるんだろ?」

  「え…ええ!ご迷惑でなければ。」

クレアは両手を添えて、それをそっとカレルの手の平にのせた。

  「女の子から貰えるんだったら何だって嬉しいぜ。」

カレルはペンを握り締めてニッと笑った。





次の日。

  「なんだ、その、女々しい物体は。」

カレルが手にしていた星のペンに、早速ハロルドがケチをつけた。

  「星の国のプリンセスがくれたんですよ。カワイイでしょ?」

ハロルドに自慢げに見せびらかす。

  「カワイイなどと…それでも男か?」

  「そんな事言って。本当は羨ましいんでしょ?女の子からプレゼントなんてされた事ねぇから。」

この一言にハロルドはムキになった。

  「誰が羨ましがるか!大体、そんな少女趣味の物を男に贈る女などおらんだろう!大方、どこかからくすねてきたのではないか?」

  「あ…の…。」

オロオロとクレアが口を出そうとしたが、カレルがそれを遮るように言った。

  「そう。普通に男物を贈った方が簡単だったはずだ。なのに、プリンセスはそうしなかった。色んなこと考えてコレを選んでくれたんですよ。」

クレアははっとしてカレルの横顔を見た。自分の気持ちを分かってくれている。そのペンを渡すだけで相当悩みぬいただけに、思わず涙ぐんでしまいそうになる程嬉しかった。だが、それだけに申し訳なかった。

  「ふん!貴公の妄想ではないのか?でなければ…」

ハロルドが更に言い募ろうとするのをカレルが止めた。

  「ストップ!それ以上言わない方が身の為ですよ?」

  「…ほう?やる気か?」

ハロルドが気色ばむ。それに向かって、カレルは手を合わせた。

  「けど、もう手遅れ…か。ご愁傷様。」

  「何のつもりだ!?」

そこでついにクレアが立ち上がった。

  「あの…!」

カレルはそれを手で抑えた。

  「いいって!」

誰に貰ったかを言えば、本人にそういうつもりがなくても、何を噂されるかわからない。だが、クレアは自ら明かしてしまった。

  「でも……そんな物を押し付けてしまって…ごめんなさい。私、そんなことまで考えてなくて…」

『まさか!』と『いや、そんなはずはない』という思いがぐるぐると交錯する中、ハロルドはクレアとカレルと星のペンを忙しく見比べた。

  「それ、返して頂けますか?別の物に代えてきますので。」

  「何で?俺、気に入ってんのに。」

  「でも…!」

申し訳ないというクレアの表情。ハロルドはようやく正確に事態を飲み込んだ。

  「まッ…まさかッ!?」

  「そのまさかでーす。」

カレルが満面の笑みで正解だと教えてやると、ハロルドは驚愕し、盛大にうろたえた。

  「そッッ、そんなつもりでは!」

何とかクレアに弁明しようとするも、その時にはアランが入室してきてしまい、それができずに終わった。強く自分を責めるクレア。どん底まで落ち込むハロルド。ザマアミロと勝ち誇るカレル。そんな三人の様子に気付いた風もなく、アランはいつものように会議を始めた。

  「お早うございます。では、始めます。」





その日の夕方。クレアは部下を伴って漆黒の拠点カルサア修練場を訪れた。だが、タイミング悪く、カレルは用事があって実家の方に帰っているという。代理でライマーが応対した。

  「明日早朝には戻ってきますが、急ぎますか?」

深みのある瞳でまっすぐに見られ、ドキリとした。ライマーの視線がこちらに向いた瞬間、急に自分の存在が小さくなったような気がした。この人に誤魔化しはきかない、いや、できない。そう、直感した。

  「いえ…急ぐというほどでもないのですが…。」

初めて一対一でライマーと向き合ったクレアは、あることに気付いていた。

  (この人の雰囲気、何となくハロルド様と似ている…。漆黒よりも風雷の方が合っているんじゃないかしら?)

ライマーの方が物腰が柔らかく、ハロルドにあるような生真面目ゆえの不器用さは全く感じられないが、根底にある真面目さはとても似ている感じがする。どちらにしても、カレルとは全く正反対のタイプという点では共通している。それなのに、このライマーとは仲良くできて、どうしてハロルドとは反発するのだろう?クレアは不思議に思いながら、とりあえず話を始めようと、目的の物を取り出した。

カレルは『気にするな。』と言ってくれた。でもやはり気になって、代わりの男性用のペンを持ってきたのだ。カレルのあの様子だと、きっとこれを受け取ってはくれまい。でも親友であるライマーなら、これを上手く渡してくれるかもしれない。

  「あの、これをカレル・シューイン様にお渡し願えますでしょうか?」

ライマーはじっとペン見た後、クレアに視線を移した。どういうことか、と説明を求める目に、クレアは急いで事の顛末を話した。気付けば、カレルがペンを折った経緯まで話してしまっていた。

  「あのペン、無理して使って下さってるみたいで…もっと私に配慮があれば…」

すると、ライマーは「いや…。」とクレアの心配を否定した。

  「気に入ってるのは本当ですよ。特に星の部分が。」

  「そうでしょうか?」

  「ええ。嬉しそうに振り回して遊んでいましたから。あれを持つと魔法使いになった気分になるらしくて。」

  「そ………それなら…良いのですが。」

大の大人が魔法使い気分でペンを振り回す。思い浮かべた何ともシュールな絵に、クレアは何と言うべきか、しばし言葉を見失ってしまった。そんなクレアの様子に、ライマーは目で軽く笑ってから、渡されたペンをクレアに差し返した。

  「それから、これはどうかお下げ頂きたい。」

  「え、でも…。」

  「いいえ、もう十分です。」

ライマーのその一言に、クレアはさっきから何となく感じていた違和感をはっきりと感じた。十分かどうか、それを判断するのはカレルなのに、どうしてライマーがそうだと決め付けてしまうのか。まるでカレルの保護者か何かのようだ。

  「ですが…。」

というクレアの瞳に頑固さを見て取ったライマーは、一歩踏み込んだ会話を始めた。

  「隊長は、ペンを折ったことで、あなたがこんなに気にするとは思っていなかった。だからとても後悔していました。『軽はずみなことをした』と。」

  「え…?」

それはつい数時間前、カレルがライマーにポソリと洩らした言葉だった。



  『ライマー。アレ、修理できたか?』

  『まだだ。』

  『どれくらいかかる?』

  『注文している部品がいつ届くかによる。…急いだ方が良かったか?』

  『いや…俺がいつでもいいって言ったもんな。』

  『明日、工房に急いでもらうように頼んでみるか?』

  『いや…………ああ、そうだな…やっぱ、そうしてもらえると助かる。』

  『わかった。』

  『あーあ…。』

  『どうした?』

  『いや…………………軽はずみなことしちまったなー……と思って。』



カレルはそれ以上何も言わなかった。ライマーもそれ以上踏み込まなかった。結局、ペンの一件についても聞かないままになっていたのだが、クレアのお陰でようやく話が繋がった。カレルが日数にこだわったのは、クレアに早くペンが直ったのを見せたかったからに他ならない。カレルは自分の行動が相手を傷つけてしまった事で、自分も酷く傷ついたに違いない。カレルにこれ以上の負担を負わせたくはない。だから、ライマーは敢えて言った。

  「そういう事を人一倍気にするんです。あのペンを貰った礼も、いずれ形を代えてあなたに返してくるでしょう。それとわからないようにさり気なく。けれども、必ず。」

ライマーは最後の言葉に重みを置いた。

クレアは打ちのめされた。 やはり自分の行為はただの自己満足だったのだ、と。 カレルもクレア同様、人からの好意が負担になってしまうタイプだったのだ。気持ちはとても嬉しい。だけど同時に「自分なんかの為に…。」と、申し訳なく思う気持ちが強く働いてしまい、すぐにでも倍以上のお返しをしたくなってしまうのだ。ましてや、自分の行動で、相手が気にしてしまったのだとしたら…!きっとカレルは自分以上に申し訳なく思っているに違いない。その気持ちは身に染みてよく分かった。それなのに、カレルはそんな事は微塵も感じさせず、自分の感情を押し殺して、心から嬉しそうに受け取ってくれた。あれこそが優しさ。

  (それに引き換え、私は…)

目の前に浮かぶ偽善の文字。そんなクレアの表情を見て、ライマーは口調を和らげて「それに…」と付け加えた。

  「隊長はこういう普通の物には殆ど興味を示しません。あの星のペンのように、遊び心をくすぐるような物でないと。」

あなたのプレゼントは正解だったと言われ、クレアは少しだけ救われる思いだったが、帰り際にライマーから言われた一言で、そんな思いも打ち砕かれた。

  「先程のやり取りはどうか内密に願います。そして、あなたがここを訪れたのは別に理由にして頂きたい。」

それはカレルを思うが故の言葉であったのだが、クレアにとっては、自分の行動がカレルの負担にしかならないものであったことを思い知らされる言葉であった。

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■あとがき■
実は、カレルはクレアの事があまり好きではありません。クレアが気を遣えば遣うほど、カレルは疲れてしまうのです。
そんなカレルをライマーがしっかりと守ります。ライマーの守り方は、例えるなら、『カレルがいつも何気なく歩いている道。実はライマーが障害物を取り除き、ぬかるみには砂をまき、歩きやすいよう慣らしていてくれている。だけど、カレルはその事に全く気付くことなく、今日も平和にその道を歩いている。』というような感じ。ライマーはいつもこんな感じでカレルを守っているのですv